マシンピラティス(リフォーマー)は、BLACKPINKやBTSなど、韓国や海外の有名人がSNSでマシンピラティスの様子や効果を発信したことで、日本でも若い世代を中心に流行り出しました。
マシンピラティスはマットピラティスに比べ、マシンを使うことでより多彩な動きや負荷調整が可能になり、初心者から上級者まで幅広く取り組めるのが魅力です。
姿勢改善や体幹強化、リハビリ目的でも利用されており、特にリフォーマーはその代表的なマシンとして多くのスタジオで導入されています。
本記事では、マシンピラティスの基本や種類、そしてピラティスの6原則、マシンピラティスが向いている人について詳しく解説していきます。
マシンピラティスとは?

マシンピラティスは、専用の器具を使って行うピラティスの一種です。
マットの上で自重を使うマットピラティスに対し、マシンピラティスではスプリングやストラップなどの補助があり、身体の動きをサポートしながら正しいフォームを身につけやすくなっています。
負荷の調整が細かくできるため、運動経験が少ない方やケガのリハビリ中の方にもおすすめです。
また、より深い筋肉へのアプローチや柔軟性の向上も期待でき、効率的に全身を鍛えることができます。
リフォーマーとは?

マシンピラティスと言えばリフォーマーの事を指し、ピラティスマシンの中でも最も代表的な機器です。
ジョセフ・ピラティスがリハビリ用に開発した歴史があり、ベッド状のキャリッジ(可動台)にスプリングやストラップ、フットバーが組み合わさっています。
- 体幹や四肢をバランスよく鍛えられる
- 仰向け・座位・立位など多様な姿勢でエクササイズ
- スプリングの強さを調整し自分のレベルや目的に合わせて負荷を変えられる
スプリングの強さを調整することで、自分のレベルや目的に合わせて負荷を変えられるため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
4. 他のピラティスマシンの種類

リフォーマー以外にも、ピラティスにはさまざまなマシンがあります。
- キャデラック(タワー):ぶら下がりやストレッチなど多彩な動きが可能
- チェア:小型で体幹や下半身の強化に特化
- スパインコレクターやラダーバレル:背骨や体側の柔軟性を高める
リフォーマーと組み合わせることで、ピラティスの幅がさらに広がります。
ピラティスの資格まとめ!
ピラティス資格は流派や団体ごとに特徴が異なります。
国際資格は「BASI」「POLESTAR」「STOTT」「Peak Pilates」「Balanced Body」などが特に有名です。
資格名(団体名) | 特徴・概要 | 国際認知度 | 主な対象 |
---|---|---|---|
BASI Pilates(BASI) | 世界40カ国以上で展開。解剖学・運動学に基づくカリキュラム。医療従事者やプロ指導者にも人気。 | ◎(国際的に広く認知) | 医療・指導者全般 |
POLESTAR Pilates(ポールスター) | リハビリ・医療系に強い。理学療法士や医療従事者の取得も多い。国際ネットワークも充実。 | ◎ | 医療・リハビリ |
STOTT PILATES(ストット) | 解剖学に基づいた現代的ピラティス。安全性と効果を重視。世界的に有名な流派。 | ◎ | 一般・アスリート |
Peak Pilates(ピークピラティス) | アメリカ発祥。解剖学や運動生理学も重視。世界的な認知度。 | ◎ | 指導者全般 |
Balanced Body(バランスドボディ) | 世界最大級の教育団体。PMA(現NCPT)加盟。幅広い指導法を学べる。 | ◎ | 指導者全般 |
PHI Pilates(PHI) | 米国発祥。高齢者からアスリートまで幅広く対応。 | ○(一部国際認知) | 一般・医療従事者 |
FTP Pilates(FTP) | イギリス発祥。短期間で取得可能。フィットネス向け。 | ○ | フィットネス指導者 |
IBMA(国際ボディメンテナンス協会) | 日本国内で広く認知。3級~1級まで段階的に取得可能。 | △(主に日本国内) | 国内指導者 |
BESJ(Body Elements System Japan) | 日本発祥。経験に応じたクラス分け。実践重視のカリキュラム。 | △主に日本国内 | 国内指導者 |
JIA(日本インストラクター技術協会) | 在宅受験可。基礎知識の証明として人気。 | △ | 国内指導者 |
JAPICA(日本ピラティス指導者協会) | 解剖学や姿勢評価も学べる国内資格。 | △ | 国内指導者 |
ピラティスの6原則とは

ピラティスには「呼吸」「集中」「センター」「コントロール」「正確性」「流れ」の6つの原則があります。
- 呼吸を意識することで動きが安定
- 集中することで体の細かな感覚に気づける
- センターは体幹を意識すること
- コントロールは動きを丁寧に行うこと
- 正確性は正しいフォームを守ること
- 流れは動作をスムーズにつなげること
これらの原則を守ることでより高い効果と安全性が得られ、ピラティス本来の魅力を最大限に引き出せます。
マシンピラティス(リフォーマー)が向いている人は?
年齢や体力を問わず、幅広い層におすすめできるエクササイズで、特に以下のような方には最適です。
- 運動初心者や体力に自信がない
- 姿勢改善や体幹強化したい
- 腰痛や肩こりなど身体の不調がある
- ダイエットやボディラインを整えたい
- O脚や反り腰を改善したい
- 柔軟性を高めたい
- 運動が苦手でも楽しく続けたい
- 女性らしいボディラインが理想
マシンピラティスはドイツ人のジョセフ・ハベルタス・ピラティス(Joseph Hubertus Pilates)が考案したもので、負傷兵のリハビリを目的としたエクササイズが始まりです。
身体の不調や慢性的な痛みを抱え整体通いを辞められない方などには、特に効果的です。
まとめ
マシンピラティス(リフォーマー)は、初心者から経験者まで幅広く効果を実感できるトレーニングです。多様なマシンやピラティスの6原則を活かすことで、姿勢改善や体幹強化、柔軟性アップなどさまざまなメリットがあります。
正しいフォームや呼吸を意識しながら続けることで、見た目や体調に大きな変化が現れるでしょう。
ぜひ体験レッスンに参加して、その効果を実感してみてください。